松川の氾濫から、昨日で一年でした。
たくさんの方にお手伝い頂き、保育園も一か月後には再開していました。
今は、リフォームした保育園で保育していますが、新たな用地を取得し、 新しい保育園の計画も着々と進んでいます。
先日、テレビ岩手さんが取材にいらっしゃいました。 一年が経っての感想をいろいろ聞かれました。 岩手県、特に玉山は、震災、水害、火事といろいろな災害にあいました。
そこで感じるのは、自然との共生という感覚です。
人間が育んできた文化や文明は、とても大切なもので、私たちの生活を豊かにしてくれます。
しかし、自然をないがしろにしても、その文明は栄えることはできません。
そのバランスが重要なのです。
7月27日 お陰をもちまして先日
慈徳院瑛環貞淑禅尼 四十九日忌法要
を営みました
ご鄭重なるご厚志を賜り有難く厚くお礼申し上げます
昨年9月の水害から、故障していた当寺のエレベータですが、
本日無事に修理が完了いたしました。
檀家の皆様はもちろん、特に仕出し屋さんには、階段での準備で大変ご迷惑をおかけしました。
花まつり法要を行いました。
下田保育園の園児も参加して、甘茶をかけたり、お花を供えたり。
「六年間育てた息子は他人の子でした。」
そんな衝撃的なキャッチフレーズで始まる『そして父になる』という映画を観ました。
映画の内容は、大手建設会社に勤め、都内の高級マンションに住むエリートサラリーマン一家の野々宮家(福山雅治、尾野真千子)と群馬で小さな電気屋を営む一家の斎木家(リリー・フランキー、真木よう子)が6年前に生まれたそれぞれの子供を取り違えられてしまう。(実は、エリートサラリーマンに対する看護士の嫉妬心による犯行なのだが…)
この事件を通して、二つの家族の苦悩と交流を描いた作品です。
監督の是枝裕和さんは、『誰も知らない』や『空気人形』などの作品で、世界で最も評価されている日本人監督の一人です。この作品も、カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞しています。
私自身は、昨年、映画館で観賞しましたが、そろそろレンタルショップなどでも並ぶ頃だと思います。
是枝監督はこどもの演技を際立たせて見せることのできる稀有な監督の1人だと思うが、 今回はやはり四人の親、それぞれの葛藤が心を打つ。
タイトル通り、福山雅治が演じる父親の目線が多いが、個人的には2人の母親の心情に一番、胸を打たれた。
二人の母親の葛藤には、映画としては多くの説明はない。観客にその判断を任せているのかもしれない。 観る人、それぞれに感情移入できる人物が違うと思う。俺は男ですけど、母親、特に尾野真千子演じる母親に一番、感情移入しました。
作家の落合恵子氏は、産みの親と育ての親を分ける言葉として血縁、結縁と表現しています。 その両方が大切ではあるが、最も重要なことではないとも書いています。
「血縁」が重要であるとしたら、生まれた瞬間にその関係は確定する。
もし、ほんとにそれが親子であったならば、この映画で描かれている親子は、偽の親子なのか? 子供を迎えたから即、母に父になれるものなのか?
共に暮らし、変化を迫られ、互いに成長する日々の中で、ひとは母に、父になる、のではないだろうか。
たしかにその通りです。
子どもに対してその存在を丸ごと受け入れ、愛する人が父であり、母であるから。
私は、理不尽さを描いた作品が好きです。そんな中、がんばって生きている人を描いているような映画が好きです。
人は環境の産物だし、人それぞれに思う気持ちは様々です。決まった形の幸せも重要だが、それに固執することは危険だし、不幸せなこと。
この映画では、相手の存在を受け入れ、愛を注ぐことの大切さ、そして、そういう社会の中で私たちは生かされていることを感じさせるとても良い映画でした。
昨年は、「あまちゃん」ブームでした。
年末の紅白歌合戦でもあまちゃんが特集されていたし、久慈の観光客が増え、車の進入規制もあったほどでした。
岩手の主要産業として、観光産業を考えるのならば、今回のブームは、とてもプラスの効果があると思う。
ドラマが終わった後でも、あまちゃんの話を聞くことがあるし、「じぇじぇじぇ」という言葉をテレビに聞くこともあります。
これを活かす為にも、観光地としての環境を整えてほしいと思います。
気になる点は他県、海外からの対応。
もともと閉鎖的なイメージな岩手県は、他県からの観光客に対する良い評判や、連携した観光誘致など、あんまり聞かないです。
ましてや、海外からの観光客の対応なんて、未知数。
文化的にも、経済的にも、知らない世界を受け入れて、はじめて、地元の文化を広められるのだと思います。
仏教は、インド、中国と渡り、日本に伝わってきました。その土地の文化と結びつき、現在の姿になっています。そして、今でも、さまざまな活動で、仏教界を盛り上げようと活動している人がいます。
観光産業に関係する方も、様々な活動を通して、岩手の魅力を発信し、様々な文化と結びつき、もっと魅力のある岩手を作り上げていってほしいと思います。
水が冷たいか、温かいかは、人の説明を聞くよりも自分で触ってみることで分かる。
また、自らがトライしてみないと物事は理解できない、ということ。
自らの体験を通して、物事を理解することはとても重要です。 体験することで傷つくこともあるでしょう。
しかし、傷つくことは必要なことだし、 そういう体験が魅力的な人間を育てるのだと思います。
もちろん、傷つき過ぎて取り返しがつかなくなってしまうようなことは問題ですが、、、
周りからの評価を気にして、傷つくことを恐れている人が多い気がします。
周りからの評価は重要ですが、本当に重要なことは周りから承認されることや評価されることではなく、 自分が幸せを感じれるのか?ということです。
傷つくことを恐れずに、チャレンジすることで、 自分自身の幸せを訴求できるのではないかと思います。
年が明け、冬本番という感じです。
今朝もお寺付近はマイナス9度近くまで、気温が下がったようです。 毎年のことですが、 なかなか寒さには慣れないものです。。。
さて、昨年末に行われた歳末諷経について少し書きたいと思います。
歳末諷経は、大みそかの夜11時から打ち出しました。 法要の内容は、一年が無事であったことを感謝する法要です。 昨年は、台風被害など無事であったとは言えないですが、人災は無かったということは良かったかもしれません。
法要の最後には、豆まきを行います。 豆まきというと、2月3日の節分を連想します。しかし、豆まきは、追儺式という大晦日に行われる宮中行事が元になっていると言われています。
宮中では、鬼払いの儀式として平安時代から行われていると言われています。
当寺では、豆まきを年末諷経で行い、鬼を追い払い、来年の福を願います。 除夜の鐘つきには、たくさんの方が参詣頂いておりますが、是非年末諷経にもご参詣頂きたいと思います。
新年あけましておめでとうございます。
昨年は台風被害もありましたが、
今年は、気持ちも新たにし、地域の復興とその復旧に頑張っていきたいと思っています。
本年もよろしくおねがいいたします。
写真は、除夜の鐘の様子。
アウトプットするためには、その何倍以上のインプットが必要だ。
例えば、私の場合、人前で3分間の法話をするには、最低でも30分以上の準備が必要だ。
1200字の文章を書くには、何冊かの本や、情報を収集する必要がある。
私はホームページのブログを毎日のように更新したいと思っています。
しかし、筆不精なこともあり、書きたいと思いつつも、なかなかまとまった文章を書くことができないでいます。
ある程度、締め切りや文章量を決めて更新して行くことが、自分にはあっているのではないかと思っています。
とりあえずは、5の付く日(5日、15日、25日)を締め切りに1200字程度のブログを更新していこうと考えています。
内容は年中行事や時事問題、映画などの感想を仏教的な視点を入れつつ、書いて行きたいと思っています。
仏教的な視点を加えないようなこともあるかもしれませんが、それは副住職である自分の人となりを知っていただければ幸いです。
喜雲寺では、年末年始の準備に追われています。
除夜の鐘などの歳末法要は、23時ごろから本堂の法要、豆まきを行った後に、除夜の鐘付きを行います。
昨年も百人以上の方に参加していただきました。
記念品や食事も用意しておりますので、是非ご参加頂けると幸いです。
ホームページをリニューアルいたしました。
まだまだ、未完成な部分もありますが、徐々に修正していきます。
墓地分譲中
1区画10万円の
志納をお願いしております。
空きの区画が少なくなってきております。入檀されていない方、他宗派の方にも分譲いたしております。どうぞお気軽にご相談ください。
2018年完成の造成工事計画中です。
〒028-4134
盛岡市下田字生出袋54
アクセスはこちら
TEL 019-683-1889
FAX 019-683-1889
社会系お坊さんトーク番組
「Time And Tide」
podcast 配信中
itunesにドラック&ドロップ
もしくは
スマートフォンの方は、
こちら
をクリップ
サイトはこちら
〒028-4134
盛岡市下田字生出袋54
アクセスはこちら
TEL 019-683-1889
FAX 019-683-1889